2004年10月8日(金)曇り後小雨
ホタカヤマ 標高 2158m
群馬県水上町、武尊神社より  
 ■ 武尊神社---手小屋沢避難小屋---藤原武尊---武尊山(沖武尊)--(往復)---武尊神社
武尊と書いて「ほたか」と読む、穂高岳と区別するために、上州武尊山と呼ばれている。
山名は、日本武尊の東征の祈りに登った山と言う伝説ちなみ、修験者など、山岳信仰で栄えた山である。

7日の夜は、水上町の大きな道の駅の駐車場で寝る。
8日朝、5時に起きて空を見上げると、薄曇ではあるが遠くの山々の影がはっきりと見える、藤原ダムを越え登山口の武尊神社に向かう、6時10分頃、大きな駐車場に着く、裏見の滝への観光駐車場のようである、車は1台も無い、朝食を食べゆっくり準備をするが、人の来そうな雰囲気ではない。
6時30分出発することにした、林道は舗装されていないが、充分車が通れる状況である、ゲートの鎖も外されている、車で奥まで入ろうか迷ったが、状況がわからないので歩くことにした。
30分程歩いた所に数台が駐車出来る広場があり、ここまでは入っても良さそうである、ここからは道も悪くなり15分程で手小屋沢避難小屋と剣ヶ峰の分岐に着く。
分岐からは須原尾根に向けての斜面のジグザグ道である。
笹原と雑木が広がり、熊が気になる地帯である、もちろん熊ベルをつけているが、白山で昔買ったコーベルなので、ゆっくりと登り坂を歩いているとちっとも鳴らない、しかたがないのでストックで時々たたいてやる。
1時間程で尾根に着いた、そこから5分で避難小屋である、小屋は尾根から15m程下にあるので、降りずに尾根で休憩した。
避難小屋からしばらく行くと、急な登りが始まる、つぎに一枚岩がある、ロープがついているが、大分古そうである、それを越えて、さらに急登るを進むと、左の写真の 岩場である。
曲がった木に上手く付けられた梯子であるが、上の方は細く釘も抜けそうであるから全体重はかけられない。
また梯子がある、変化があって楽しいと言えばいえないこともないが、ロープも古く、梯子も華奢なのでゆっくりと行く。
連続しての岩場である、藤原武尊の岩峰が見える鎖場が最後である、ここが一番長い岩場であるが、しっかりした真新しい鎖が付けられているので、気持ちよく登れる。
岩峰を越えると、沖武尊の頂上が見えてきた、風があり小雨がパラパラと来た、午前中はもってくれると思ったけれど、・・・。
武尊山頂上。
頂上着10時20分、やはり誰もいない、風があるのでカッパを着たが、雨は収まっている、周りの景色も結構見えます、方位盤を見ながら山々を眺める。
今日は寒くてビールは一機には飲めなかった。
おにぎりを1コ食べ、10時45分には下山を始めました、途中で登山者1名と出会う、今日は静かな山登りでした。
↑ 頂上から剣ヶ峰方面
 ↑ 山又山、奥深い感じがしますね。この辺りは奥利根だそうです。
昨日の、巻機山が今回の目的だったのですが、お天気が持ちそうだったので、1日延ばして近くの山から武尊山を選び登りました。でも下調べをが少々不足だったので、同じコースを往復してしまいました。
帰ってから他のガイドブックを見たら、剣ヶ峰を周遊するコースが書かれてあり、時間もそれほど長くはないようです、稜線からの景色も良いみたいです(参考までに)。
花はあまり咲いていませんでした、色気がないので最後に紅葉の写真を1枚。



<本日のコースタイム>
武尊神社駐車場6:30---7:15剣ヶ峰分岐---8:20手小屋沢避難小屋8:30---10:00藤原武尊---10:20頂上

頂上10:45----12:10避難小屋12:20---13:50駐車場

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