2004年10月22日(金)晴れ
アズマヤサン 標高 2,354m  ネコダケ 標高2,207m
長野県真田町 菅平牧場より
十ガ原から見る、根子岳
 ■ 菅平牧場---小四阿---四阿山---十ガ原---根子岳---菅平牧場
上信越道の東部湯の丸SA(下り)で仮眠し、朝6時頃に出発、上田菅平ICで下りて、真田町から菅平牧場へ行く。
管理事務所近くの駐車場に車両2台あり、準備をして7時40分スタート、本日は快晴、広々とした牧場の目の前に根子岳が聳えるが、右の道をとり、まづ四阿山を登ることにした。
牧場の中の道路を少し行くと、四阿山登山口の看板があり、山へ向かっての登山道に入る。
沢の音の聞こえる道をしばらく歩き徒渉、前日の雨台風で水量が増えていたが靴を濡らす程度で済んだ、あとはとてもなだらかな白樺林の続く道を歩く、高度を上げると、薄く灰色かかった木に変る、今まで同じ木かと思っていたが、これはダケカンバだそうである、誰かさんのHPに書いてあった。
1時間程で小四阿に着く(休憩)、牧場から1.8km、四阿山まで2.8kmの標識がある、周囲の山々の景色が一度に広がってきた。
秋の山は大好きです、景色がいいし、暑くはないし、虫も蛇もいない。
今年は台風のせいで木の実が落ちてしまい、山に熊の食べ物が不足しているため、麓まで熊がエサを探しに下りてくるので、毎日のように、熊出没の記事が新聞に出ている、可愛そうですね。
でも私も出来れば遭いたくないので、居そうに無い山を選んでいる。
中四阿まで、さらに40分程、ここの標柱には、牧場から2.9km、四阿山まで1.7kmとある、時間は9時半、休憩して途中で食べる予定の果物等を食べる。
深田久弥氏が書かれているとおり、「しみじみした情緒を持つた日本的な山である」という言葉のとおり、景色を眺めながらのんびりとした山歩きが楽しめる山である。
休憩後35分程で根子岳との分岐に着く、ここは休憩せずに頂上へ向かう。
頂上着10時30分、頂上には上州祠と信州祠がある(写真下)、どちらがそれなのかはチョッと分からない。
石の上にカメラを置いて記念写真のセッティングに苦労していたら、単独の人が登って来たのでシャッターを押してもらいました。
昨日の朝に台風23号が日本を通過しました、その翌日ですから登山者は少ないみたいです。
頂上からは、富士山も良く見ましたが、目に付くのは浅間山、噴煙が上がっているので私にもすぐ判ります。
風を避け、日当たりの良い祠のうしろでゆっくりと食事をしました。
11時15分、充分景色も堪能したなで、根子岳へ向かって下山することにしました。
途中、高知からの団体さんが登って来るのに出会いました。
噴煙を上げる浅間山
根子岳方面の景色
根子岳頂上から見る、四阿山
四阿山から分岐に戻り、根子岳との鞍部へ下る、この下りは中々厳しい、ここを登りにしなくて良かったような気がした。
鞍部の広々とした草原から、根子岳への登りは背の低い笹原の美しい道である。
根子岳頂上には12時35分、四阿山から1時間20分である。
頂上で縦走路を見ていた、中年男性数名が拍手で迎えてくれた、チョッと照れますね。
ここから見る四阿山は、標高の差以上に高く見えます。
ここでは20分休憩し、12時55分に眼下に広がる牧場に向かって下山することにしました。
下山途中から、振り返ってみる根子岳
根子岳からの下りも、とても気持ちの良い道です、下に広がる牧場やスキー場の景色も良いし、頂上方面を振り返り眺めるも良し、背の低い笹原と白樺の林を過ぎると、まもなく菅平牧場の駐車場である。
百名山云々は別として、人の少ない時に登れば、やはり百名山は良い山が多いと思った。
<本日のコースタイム>
菅平牧場7:40---8:45小四阿8:50---9:30中四阿9:40---10:15分岐---10:30四阿山頂上
四阿山11:15---11:55十ガ原--(休5)--12:35根子岳頂上12:55----14:15菅平牧場

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