磐梯山(ばんだいさん) 標高 1819m
2005年11月2日(水)快晴
福島県猪苗代町、猪苗代スキー場

↑沼ノ平の枯れススキの湿原と磐梯山
昨夜は磐梯山SAで一夜を過ごした、夜食に温かいうどんでもと思ったが、ここは夜は営業していないのである、夕食宴会は街の食品スパーで買った馬刺しとマグロの刺身、ビールも大きいのとワンカップである、冷え込んできたので、車の中でカップラーメンをつくる(換気に注意する)
テン泊用に買った羽毛のシラフも、もっぱら車の中で使っている、読みさしの本をしばらく読んでから寝る。
朝5時半に起き、歯を磨き顔を洗って、アップルパイと紅茶、今日の登山口はここから近いのでゆっくりである。
猪苗代スキー場の前の駐車場に車を止める、車の後を開いて登山準備をしている人がいました、声を掛けて挨拶、「今日は吾妻山へ登るつもりだったが11月1日からは道路が8時まで閉鎖されているのでこちらへ来た」と言って、軽そうな足取りで出発していった。
↑スキー場の入口「登山道」の看板もあった。
私も6時45分に出発、ここからすでに磐梯山の頂上が見える、今日も快晴の中ゲレンデの横の作業道を歩く、美しい紅葉が続き目を楽しませてくれるが、スキー場の一本道はなだらかなように見えて中々手強い、スキー場と分かれて登山道に入る、道は細くなり、さらに傾斜が増してきた、シャツを1枚脱ぎ、手袋も取り、長袖のTシャツ1枚になる。
まもなく天の庭と書かれた標柱がある、ガイドブックにある1合目のようだ、猪苗代登山口から1.8Km、磐梯山頂2.3Kmとある、ここ到着は8時。1時間15分歩きました、先に出発した人をスキー場歩きのときにチョッと見えたけれど、その後は見かけることも無く、ここでも休憩していませんでした。
しばらく休憩して沼ノ平へ向かう、山登りもただ登るだけでなく、池や湿原、それに滝などがあると、休憩ポイント、カメラポイントにもなるので楽しい、今回もそのつもりでこのコースを選んだ。
赤埴山のトラバス道を過ぎると鏡池に着く、神秘さを感じるような池ではないが、磐梯山頂とそのシルエットを写す鏡池を写真に納めたが、中々上手く撮れない、山では広角のカメラがいいかな、などと考えながら、右左に点在する枯れススキの沼や池のそばを歩き沼ノ平に着く。(8:50)
沼ノ平からもしばらく湿原歩きです、いよいよ稜線に向けてのガレ場の登りとなる、途中黄金清水の湧き水があり、冷たい水で喉を潤す、稜線に登ると檜原湖が見えます、稜線の向こう側は絶壁なのかロープがはってあります、この下が明治21年に大爆発をした噴火口だそうです。
さらにしばらく稜線を登ると、八方台登山口からの道と合流し、もう少し登ると弘法清水の山小屋に着きます。(9:50)
弘法清水でもチョッと喉を潤し、最後の登りに掛かります、たしかに急登ですが手を使うほどではありません、上を見上げると太陽が正面です、まもなく頂上に到着(10:20)、スキー場の上からも猪苗代湖が見えていましたが、頂上から見るほうが素適です。
今日も頂上は風も無く、1枚着ればいつまでも居たくなるようなお天気です。景色を見たり写真を撮ったりしてから昼食、ビールも飲みました。
↑頂上の石の祠と猪苗代湖。
↑火口壁と櫛ヶ峰。
↑遠く飯豊連峰を望む。
頂上での気持ちの良い一時を過ごしている内に11時半を過ぎました、別にあわてることは無いけれど、そろそろ下山する事にしました、11時頃から、次々と登って来る人がいまして、今は25〜6人はいるでしょう、このお天気で皆さん満足げです、私も充分満足し下山することにしました(11:40)。
八方台コースとの分岐を過ぎ、湿原に下るとなだらかな道、のんびりした気分で歩けます、最後のスキー場の道にある紅葉を写そうと振り返ると、磐梯山の頂上が小さく見えました。
駐車場着(14:20)2日間の山登りを終えて家路に着きました。

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