安達太良山(あだたらやま) 標高 1700m
2005年11月1日(火)快晴
福島県二本松市奥岳(あだたら高原スキー場)

↑鉄山よりみる安達太良山
30日の日曜にはドライブに連れて行き、今日(31日)は家の手伝いを大分した、11月1日〜2日は快晴の予報である、午後7時機嫌よく出発、一路福島県の二本松市を目指す、12時過ぎには安達太良SAに到着(仮眠)。
5時45分にSAを出発し奥岳のあだたら高原スキー場に向かう、途中のドライブコースの紅葉が朝日を受けて美しい。
6時40分出発、安達太良山登山口の立派な標柱の階段を登って行くとロープウエー乗場である、戻って看板を探す、スキー場からの登山コースは少々分かりずらい、小さな看板を見つけて歩き始める、くろがね小屋コースの分岐も案内板はない、烏川の橋まで行って戻り返す、今日はまず薬師岳に登りロープウエーが動き出す前に薬師岳展望台を通過する予定である。
↑登山口の標柱、ただし登山コースは右へ行きます。
↑勢至平
薬師岳への登山コースは最近あまり利用されていない雰囲気、登り1時間20分のコースを、ロープウエーなら10分程度でしょう、ただし営業時間は8時30分からです。
今朝は相当冷え込みました、紅葉の見頃はこの辺りではもう終わったようですが、晴れ渡った澄み切った空と、なだらかに裾野を広げる勢至平が美しい。
少し道草をしましたが、なんとか予定どうり8時に薬師岳展望台に着きました。
ロープウエーの頂上駅はすぐ近くかと思ったのですが、コースより5〜6分程離れていた、もちろんまだ誰も居ない、ベンチに腰掛小さなアップルパイを食べながらゆっくり休憩する。
↑薬師岳
ここからは、しばらく木道歩きとなり、シャクナゲの木が続きますがどれも背は低く、周りの景色を見ながらの尾根歩きである、風もなく登り坂もさほどキツクはない、まもなく頂上の広場に着きました、そこには15m程の乳首と呼ばれる溶岩の突起があり、その上が頂上です。(9:20)
八紘一宇の石柱と石のお堂があります、方位盤の上にカメラを乗せて記念写真、頂上からの景色、・・・・・素晴らしいのひと言です、まず目の前に磐梯山、右少し奥には頂上辺りに少し雪を戴く飯豊連峰、さらに右に西吾妻山から一切経山まで、振り返ると遠く日光の山々が見えます。
↑頂上の乳首
頂上の端の岩に座り休憩、暖かい陽射がとても気持ちよい、ビールを持ってきましたが喉が乾いておらず飲むのをやめた、代わりに出掛けにくれたデカ目の栗饅頭です、最近甘党になったかな?、まだまだ酒飲みの看板は降ろしていないが、景色を見ながらのクリ饅頭にお茶は結構いけます。
まもなく若い登山者が到着その後、同年輩の皆さんも、「最高のお天気!」が第一声のようです。
40分余り休憩したので、そろそろ牛ノ背を通り、噴火口がよく見える所へ行くことにした、進むほどにイオウの臭いがして、何とたとえたらよいのか、異様性と美しさをミックスしたような景色です。
↑頂上での記念写真
↑噴火口、沼ノ平、向こうに見えるのは磐梯山
この噴火口をいろんな方面から写真に撮り、眺め続けました、もちろん稜線から火口の方へは有毒ガス発生のため通行禁止です。
さて牛ノ背からは、くろがね小屋コースで下る予定でしたが、鉄山が目の前に岸壁を広げ聳えています、時間的にはまだまだ余裕があると言うよりも、早く下りても明日も山へ登る予定なので今日は帰りません、温泉に泊って豪勢にやるのは最高ですが、それをやると次の山行に不足するものがあります。
鉄山へも登って見ることにしました、まず馬ノ背を行きます、名前ほどヤセ尾根ではありません、鉄山も正面の岸壁を登るのかと思いましたが左に迂回して裏から頂上の上に出ます、思ったより早く着きました、(10:50)
↑くろがね分岐と鉄山
ここには数人しかいません、ここでお弁当を食べる事にしましした。
登りがそれほどキツクなく、景色は素晴らしく見所も一杯、中高年には最高の山です、近くなら何度でも登りたいと思いました。
鉄山から、安達太良山方面の眺めはページのトップにあります。
11時15分、さてそろそろ下山することにしました、馬ノ背から、くろがね小屋へ直接下山するコースもあったようですが、火山性ガス発生のため現在は通行禁止です、牛ノ背まで戻り、峰ノ辻を通りくろがね小屋へ向かいます、ここからの鉄山の岸壁と紅葉の写真が撮りたかったのですが、すでに紅葉の時期は終わっていました。
↑鉄山頂上
↑鉄山の岸壁(紅葉は終わっていた)
谷間のくろがね小屋に着きました(12:10)
ここでは温泉に入らせてもらえるそうです、でもまだ1時間以上あるかなけばなりません、しばらく休憩して先に進みます、道の横には地下水路が創られていているようで、ところどころ蓋があります、温泉の水路のなのだろうか?、とすると、くろがね小屋の湯は源泉ではないか、おしいことをしたなどと思いながら長い長いゆるやかな馬車道を下りました。
↑くろがね小屋
↑自然歩道の紅葉
烏川橋から自然歩道を歩いてみることにしました、紅葉もまだ美しく、おまけのつもりで歩いたのに、とても立派な滝がいくつも続き、素適な最後の締めくくりとなりました。(13:50)
駐車場に着いてから、くろがね小屋で入りそびれた温泉にはいるため、駐車場横の富士急ホテルの日帰り温泉に入りました(800円)、乳白色のチョッとぬるめの湯、露天風呂で景色を見ながらのんびりとつかりました。
駐車場の目の前の山の紅葉も美しかったので、ページの最後に載せることにしました。
↑自然歩道の「魚止めの滝」

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