2004年7月22日〜23日
うつぎだけ、 標 高 2,864m
長野県駒ヶ根市千畳敷より

中央アルプスの山々(中央右の小さなトンガリは宝剣岳です)  空木岳頂上より
ようやく梅雨が明けました、今年の夏山1号として、空木岳へ登ることにしました。
21日夕方に家を出発し、駒ケ根高原の菅ノ平駐車場に12時頃到着し仮眠。
22日5時少し前に起きて、朝食、持ち物点検、トイレを済ませ5時半バス乗場口 に並び6時の臨時バスに乗る、ロープウエーは61名乗りなので、一番バスに乗れば楽に一番のロープウエーに乗れるつもりでゆっくりとしていたら、タクシーのお客さんなどがあり、乗れませんでした、バスはやはり早めに降りた方が良いですね、20分待ち千畳敷へ、今日は快晴である、7時20分にスタート極楽平に向かう、花が咲いていますが眺めるだけにして本日の体調をみる、8時極楽平着、まあまあといったところか。

←千畳敷より見る宝剣岳
島田娘ノ頭は過ぎ、濁沢大峰手前のピークで休憩。三のピークを持つ空木岳と、右は南駒ケ岳
手前の縦走路は、左より、檜尾岳で、ズート右へ行って頂上右に岩の有るのが熊沢岳です。
濁沢大峰には9時15分に到着、狭い頂上に字の消えた標柱が1本立っているだけの淋しいところです。
ここからはやせ尾根を下り、いくつかのピークをたどります、右側の道は岩場が多く涼しい風が吹き上げてきます、左側は風が無くチョッと蒸しますが、いろいろの花が咲いています。
檜尾岳11時10分着、予定通りここで昼食としました。
←檜尾岳の頂上
ご夫婦での登山者一組、若い男性の2人連れ一組が休憩中、その後、ご夫婦の2人と女性の2人連れが到着、皆さんここで昼食です。
檜尾尾根の方には避難小屋がすぐ近くに見えます。
左下、檜尾避難小屋
35分休憩して11時45分出発、この頃より雲が広がり始めました。
ここからは次々と岩場が現れます、大きな岩場ではありませんが鎖は1・2ヶ所あっただけで、あとはフリーで攀じるのです、なかなか厳しいコースです。
下、熊沢岳
13時20分ピークの岩の間を通り抜け、左に出ると熊沢岳頂上のポールがあります(写真右)
本日の宿泊地所、木曽殿山荘まで2Hの表示もあります、山小屋には一応予約は入れてあるので、それほど急がなくても良いので、ここでもゆっくり休憩です、10分休憩して東川岳へ向かいます、しばらくは緩やかでしたが、幾つものピークの登り下りの連続です、先ほどと同じ小さな岩場が次々と現れます、4つ目のピークで休憩、5っ目を過ぎ、ようやく東川岳の頂上です(15時10分)、目の前に空木岳が立ち塞がっている感じです、ここで、空木岳や南駒ケ岳頂上の雲の取れるのをしばらく待ちました。
写真下、東川岳から見る空木岳
なんとか空木の頂上が見える写真を撮ったので山荘へ下ることにしました、20分余りの急下降です。
山小屋には15時50分に到着し、受付を済ませると、梅酒に漬けたような味の、小梅2個と暖かいお茶が出されました、4時頃になると涼しくなり、暖かいお茶が喉にやさしく、小梅は疲れが取る感じです。
2階が1フロア−の宿泊室で、1階は食堂です、こじんまりした山荘ですが、夕食の時は30名程になりました。
山荘から5分程のところに義仲の力水と言う水場があります、チョッと面倒な気もしましたが行って見ました、なんと花が一杯咲いています、水を汲みに行った人も、カメラを持って再び出かけるほどです、5時半から夕食、6時過ぎには食堂は談話室になり、ビールを飲みながら、いろいろな話が弾みました。
23日朝5時15分に朝食、食後荷物の点検をし手洗いも済ませ、5時45分、目の前の岩峰に向かって出発です。
本日も快晴、まだ夜露の残る身が引締まるような涼しさの中からスタートです。
長い急登が過ぎると岩場です、昨日よりはややスケールが大きくなります、50分ほどで第1ピーク、しばらく登りが緩くなり、次に第2ピークの登りです、大きな岩場の上が第2ピークでしょう無事通過、この辺りに何故か小さな石楠花が咲いています、岩道の途中ですがやはり写真を撮ることにしました。
頂上間近の稜線に出ると陽が射し、二重の虹の中に私の影が、・・・・感動です
7時15分頂上に到着しました。

記念写真を写してもらいました。冷たい義仲の力水も飲みました、後はこの素晴らしい景色をゆっくり見るだけです。
(ページトップの写真を見てください。)

7時45分下山開始
駒石近くまで降りて、振り返って見る空木岳
写真は、駒石と下山する池山尾根

頂上から、駒峰ヒュッテに下り、ヒュッテの展望台を通り、駒石へ、この辺りまではとても見晴らしの良い気持ちの良い道ですが、空木避難小屋からの道と合流する頃からは、景色も見えなくなり、長い長い下山コースが始まります。
コースの途中に、迷尾根ノ頭や小地獄、大地獄の名があります、今は登山道も整備されていますが、これらの階段や橋がなければとてもとても難しいコースだったように想像されます。
ようやく池山小屋の水場に着きました(11時25分)
頂上出発から3時間40分を経過しております、山小屋で弁当は注文しなかったので、昼は行動食です、いろいろなものを食べながらゆっくりと、ゆっくりと休憩しました。
水場は去りがたく、25分余り休憩、この辺りにも沢山花がさいています。
池山小屋から50分、12時40分に林道の駐車場に着きました。
林道は7.3km、登山道は2.9kmとあります、タクシーの電話番号が書かれてありますが、携帯電話を持っていないので、再び登山道に入りました、しかし道は今まで歩いてきた下山道より、人の通りが少ないようです、その内大きく迂回するような遊歩道の看板が出てきます、登山道の看板はありませんが、遊歩道に惑わされず直進で進みました、スキー場の建物に着き舗装道路に出ます、登山道はまだあるようですが、・・・
結局ここへ来て、行き先が分からなくなりました、タクシーが入てくれるようになると、従来の道は薄れて行きますね、うろうろして道を聞き駐車場に付いたのは14時30分、タクシーを呼べばよかったのに、となると、携帯電話も必要になるな〜。

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