2004年4月20日(火)晴れ
標 高 : 久住山(1,787m)
牧ノ戸峠--久住山-- 坊がつる--長者原

憧れの「坊ガツル」へ来ましたが、春の息吹には早かったようです。(大船山と法華院温泉)
ついに九州まで足を延ばしてみました。
「金の有るときゃ暇が無い、暇のあるときゃ金がない」と言いながら、どこまで高速を我慢できるか試すつもりで、8号線から27号線、福知山から9号線と一般国道を走り、鳥取砂丘、大山、宍道湖などを眺め、あちこちの道の駅で休憩しながら山陰道のドライブです。
山口県の小郡から高速に乗り、関門橋のPAで仮眠し、夜中に小倉東ICから、九重連山の登山口、長者原で時間調整している時に、運良くタクシーが来たので、お願いして牧ノ戸峠まで乗せてもらいました。
先ずは幸先の良いスタートです。
7時に牧ノ戸峠(写真上)を出発、朝霧がまだ深く立ち込めていますが、今日の天気に自信を持って歩き始めました。
だんだんと霧が晴れてゆきます、指導標もあり、道もゆるやかな坂道で足取りは軽いです。
でも久住山の頂上までは、4.6Km結構距離がありそうです。
1時間程で扇ヶ鼻分岐に到着(写真右)、正面の山は肥前ヶ城で久住山はこの山の裏のようです、まだ今日は誰も登ってはいない見たいです、嬉しくなるような青空が見えてきました。
ようやく見えてきた久住山、道は左側の尾根に付いていました。
ようやく、九重連山の盟主と目される、久住山頂に到着(9時5分)、今日はとても風が強く、九州の山とはいえ山頂は寒かったです。
まずは記念写真を撮り、風下で休憩とし、愛用の非常食、五月ヶ瀬を食べながら、登頂の喜びをかみ締めました。
休憩している時に、単独の人、3人連れの人が登ってきました。
30分余り休憩して、もう一度頂上からの景色をゆっくりと眺め、思い残しの無いのを確認してから、坊がつる賛歌で有名な坊ガツルへ向かいました。(9時45分)
途中に北千里ガ浜と言われる、元火口のようなところから見る硫黄山の噴煙は、とても大きく勢いもよく、迫力のある景色でした。
北千里から見る、硫黄山の噴煙。
北千里ガ浜を過ぎると、大船山が見えてきて、その下に坊ガツルが広がっています(写真トップ)。
涸れ谷を下ったところに、法華院温泉山荘があります、ここは元真言宗の寺院のあったところだそうです(標高1303m))。
この山荘の前から広い高層湿原が広がっています、春から初夏にかけ、いろいろな花が咲くところで、大船山にかけてのミヤマキリシマの花は特に有名ですが、今は残念ながら、まだ咲く時期ではないようです、でも道縁りに黄色いタンポポが明るく迎えてくれました。
山荘の前の木株でつくられた腰掛けに座り、この素晴らしい景色を見ながら一人静かに日向ぼっこをし、花の頃を想像したりしながら、のんびりと昼食をしました。(11時15分〜12時))
この後、ゆっくりと歩きながら、坊ガツルから長者原へ下山しました、久住山はもう確認出来ませんが、硫黄山の噴煙はいつまでも見えていました。(14時)
長者原は、湿原と高原が広がりとても広々として、とても気持ちの良いところです。
ビジターセンターをはじめ幾つも建物があり、もちろん温泉もあります、350円を払って私も2階の温泉に入りました、九重連山に向けて大きなガラス戸開かれており、湯舟の中から今日登って来た山々を眺め、足腰の疲れをゆっくりと癒しました。

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