2003年9月10日(水)晴れ
標 高   2346m (単独)
福島県檜枝岐村、尾瀬御池 

熊沢田代と燧ケ岳
8日に越後駒ケ岳に登り、枝折峠の駐車場に下りてきたのが4時を過ぎていた。
大分疲れているが、明日も天気はもちそうである、とにかく尾瀬御池まで行って、まだ行った事の無い尾瀬沼でも散策するつもりである。
枝折峠から、尾瀬御池までは思ったより遠い、奥只見湖の周りに付けられた、ジグザグの道を57km約2時間少々かかった。
休憩所の売店はすでに閉まっている、ロッジもすでに夕食が終わったところであろう、明るく迎えてくれたのはジュースの自販機だけである。
駒ケ岳で素泊まりも想定していたので、食べ物は十分ある、広い駐車場に車を止めてシラフの上に寝そべり、明日の行動予定を考えることにした。
静かな駐車場だったので案外熟睡できた、明るくなってきたので休憩所のトイレに行って顔を洗い、スポーツ飲料、お茶、紅茶の3本のボトルを買い、ポリタンにも半分ほど水を汲み準備完了、朝食の間にも駐車場を通り、登山口へ行く人がチラホラ。
熟睡のお陰で体調はほぼ回復している、足は完全復帰とはゆかないが、やはり燧ケ岳を目指すことにした。
登山口は広い駐車場の一番奥にある、6時5分出発、すぐに
分岐(写真上)につく、燧ケ岳方面の標識に従い左に入る、思ったより道は悪い木の根が広がっているところや、岩がゴロゴロした登り道がつづく、1時間弱で広沢田代が開ける、(写真右)、湿原に付けられた木道を行くと池塘(写真下)があり、休憩用の木も置かれている。
長く休憩したい気分のところであるが、まださほど疲れてはいないので、程ほどの休憩で次の熊沢田代へ向かう。
再び樹林帯に入り登り道となる、最初の広沢田代までの登りよりはやや緩やかであるがほぼ同じくらの時間を歩く。
燧ケ岳を正面に見てその下に広がる熊沢田代の見える高台に着く
(ページトップの写真)
ここの中央部には大きな池があり、ここもまた気持ちの良いところで、涼しい風が吹き抜けると別天地の雰囲気である。
しばしの休憩の後、いよいよ頂上への登りに向かう、湿原の木道はいつしか階段状となり、振り返ると広がる湿原の中を向こうの高台へつづく木道がとても美しい。
頂上への登りはさすがに手ごたえがある、急な斜面を左へと巻き込むようにしながら進み、急な尾根を直登するような道がつづく、バテないように、あわてずにゆっくりと登ることにした、時間はかかったが、ア、・・着いたという感じで頂上へ立つことができた。
9時55分
頂上からの景色を眺めしばし休憩、風が強いので岩陰に入る、お菓子のグミを食べてみる、レモン味でおいしい、パンも小さいのを1コ食べた、何か忘れているような気がした、しかし今日はビールは持っていない、買うチャンスがなかったのである、ビールのことではない、立ち上がってみた。
柴安ー(しばやすくら)が目の前にある、ここよりも少し高いのであるが、大分下って向こう側は急登の道がよく見える。
どうしようか、・・・しかし帰りの運転のことを考えるとすでに10時半、往復1時間はおとましく、残念ながら
こちらの爼ー(まないたぐら)頂上だけであきらめることにした。
尾瀬沼(写真下左)を写し、尾瀬ヶ原方面(写真下右)を写し、10時45分下山することにした。

<本日のコースタイム>
御池駐車場登山口6:05----7:05広沢田代7:10----
8:10熊沢田代8:15----9:55燧ケ岳頂上

頂上10:45---11:50熊沢田代12:00----12:45広沢田代
12:50----13:45御池駐車場


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