2003年9月9日(火)晴れ
標 高  2003m (単独)
新潟県湯之谷村、枝折峠より

越後駒ケ岳の頂上近辺は、とても美しい山でした。
8日の夕方自宅を出発、長岡JCTから関越道路に入り小出ICまでは400Km余り、始めしばらく一般道路を走ったが先が長すぎる、やはり高速道路に乗ることにした。
10時半頃、越後川口のSAで休憩、ここは夜中もやっている、うどんを食べて仮眠することにした。3時少し過ぎに起きて顔を洗い3時半に出発、小出ICで下りる、コンビニはすぐに見つかり買い物をする。
枝折峠の道は国道352号線で道幅は狭いが舗装もされており、スピードをひかえて走れば問題は無い。
枝折峠には4時45分頃に着く、まだ暗い。駐車場も20台程度はあり、数台車も止まっている。
ようやく明けてきた頃出発して行く人がいたので、私も5時15分登山届を書いて出発、登山口に行方不明者のチラシが貼ってあった。
登山口の標識のすぐ左にロープが下がっており、そこを登って尾根道へ出る、朝靄の涼しさの中、まあまあ順調に歩き始める、小屋のところで左に折れるとすぐ明神峠(ピーク)である、枝折峠から1.3K、小倉山までは3.7Kとある。
ここと小倉山との高低差は150m程度であるが、途中の道行山をはじめ、沢山のコブがある、5分下って10分登る、登り道としては急激な疲れも出ずに行けるのでいいけれど、帰りの疲れた足にこの長い距離の、上り下りの道には閉口した。
早朝の登りは順調で、小倉山には7時半に到着した。ただし距離は稼いだが標高差は、出発点からまだ370mほど、ここから頂上までは630mほどの登りである。
陽が射してきて汗をかいているのに額からこぼれてこない、乾いてしまっているようだ、駒の小屋の水場は大丈夫だろうか、冷たい水で顔が洗えたら最高の幸せなんて考えながら我慢の歩きである。百草の池には1時間弱、池の復元保護のためにここは立ち入り禁止となっている。
いよいよ頂上への厳しい登りが目の前に現れてきた、中々の岩山である、この岩山を登ったところに駒の小屋がある。
先ほど下山してきた人に水場のことを聞いたら、小屋から少し下ったところに冷たい水が流れているとのこと、なんとなく元気を取り戻した気分で最後の岩場を登りきると、新しい感じの駒の小屋に着く。9時55分
水場は小屋の右側を少し下らなければいけないが、下ることよりも冷たい水を飲みたいのでそのまま水場へと向かった、丁度三ノ峰の水場のような感じのところにあるが、上部に雪渓はほとんど無い、ここの水はいつまでもつのかな。
まず手にすくって一口飲む、冷たい、次に顔を洗いほてりをとる、大きな頂上が目の前に見えるが、楽そうな道である。一層のことここで食事をしようかとも思ったが、しばらく休憩の後、頂上へ向かうことにした。
駒の小屋。(素泊りのみ、2000円、毛布1枚貸してもらえる。)
駒ケ岳頂上着10時35分。水場での休憩のおかげで、ここは順調に登れた。
頂上には、夫婦での登山者1組が休憩中で、凍らせてきたフルーチエのようなものを美味しそうに食べていました。
先ほどの水場でたらふく水は飲んだけれど、これは別です、大事に持ってきたビールはまだ充分冷たい、ゴクゴクとのどを通る音がする。おにぎり1個と小さなパン1個を食べる、疲れたら小屋泊まりのことも考えたので、パンは沢山持ってきたがそれほど食べられない。11時頃ご夫婦の方は下山していった、リーダーは奥さんのようである。
私はもうしばらく1人の頂上を楽しみ、11時20分に下山を始めた。
陽射がきつかったせいもあり、最後は相当バテてしまった。駒の小屋のような素敵な山小屋なら泊まって見たいと思った、これからはあまり無理をせず、小屋利用の山登りを計画しようと思いながら下山した。

<本日のコースタイム>
枝折峠駐車場5:15---明神峠5:50---道行山6:40
---小倉山7:35---百草の池8:30---9:55駒の小屋
10:15---10:35駒ケ岳頂上

頂上11:20---駒の小屋で登頂名簿に記入11:40---
百草の池12:35---13:10小倉山13:20--(バテぎみ)
--14:15道行山---15:40明神峠---16:20枝折峠



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