甲武信岳    2012年9月13日(木)晴れ、単独
こぶしだけ、 甲武信岳 (2478m)
長野県川上村、毛木平より



千曲川、信濃川水源地の碑。
 体調が悪く3年程ストップしていた百名山に出かけて見た、今回は87座目である。
 百名山のまだ登っていないと所は遠い所ばかりで、体力プラス経費対、山への憧れを天秤にかけると、別段どうしても行かなければならない訳では無いから、もういいかと云った気持になっていたが、残っている山の中では比較的近くで、いつも見ているHPの人も最近登っているので、急に行きたくなった、この奥秩父の山には、この他に雲取山、両神山が残っている、元気な頃は一気にこの三山に登る予定であったのだろうが今は無理だろう、しかしここまで出かけるのならと欲を出して、体力があれば両神山も登って見ようという計画だ。
 
 

 前日の午後6時半に家を出たが、小牧辺りで事故渋滞に巻き込まれてしまった、諏訪湖SAで5時間程仮眠の予定であったが、すでに1時近い、深夜割引の時間は過ぎているので、長坂ICで降りて、そのまま毛木平の登山口に行く、登山口には2時半頃、5時に目覚ましをかけて寝る、目覚ましに起こされるがまだ眠いので出発を30分遅らせることにする。
 毛木平駐車場で標高1490m程あるらしい、今朝は涼しいので長袖シャッを着て5時50分に出発しました。
 千曲川源流遊歩道と書いた小さな標識が時々ある、遊歩道と云うほどではないが、急な登りも少なく歩きやすい道が続く。
標識の距離を駐車場から計算すると、甲武信岳頂上までは6.9kmで、源流までは5.9kmのようだ。
 
   沢の反対の山側斜面には、名残の花が沢山さいている。 
 急な登りも少なく歩きやすい道ではあるが、スタートから1時間45分を過ぎそろそろ休憩したくなった頃、「ナメ滝」に着く、休憩。(7:35〜45)、
   そこからさらに谷川の音を聞きながら進むと、チョット写真を写したくなる丸太の橋がある。
 その後だんだん源流に近づいて来た雰囲気となり、谷川に水が無くなってきた頃、「千曲川・信濃川水源地」の大きな標柱が建っているところに着いた、(8:50〜55) 
 (写真トップ)
 
 源流地点からは稜線に向かってのジグザグの登りとなる、ここまで案外楽な道を歩いて来たので、もっと長く続くかと思ったが30分程で尾根に着いた。
 ここでは休憩せず頂上へ向かう。
 
 頂上着は10時丁度、なんとか4時間とチョットで登れました、頂上からの景色は、時々ガスが取れるのですが、スッキリした景色にはならない。
 登山者も少なく、今日のお天気のように薄ぼんやりとして静かな雰囲気である。
 さて、今日はビールを持って来たので、久方ぶりの百名山登頂を祝って一人で乾杯する。
 
おにぎりを食べてから、下りに時間のかかる三宝山コースにしようか、登って来た源流コスを下ろうか考えたが、ビールを飲んだ勢いか、三宝山コースを下ることにしました。(10:35)
 頂上から急な坂を下ります、下りのコースと云っても三宝山は2483mと甲武信岳よりも少し高いのですから、下った以上に登らなければなりません、三宝山(11:15)
 山宝山からは長い下りの道ですが、武信白岩山までの間には大きなコブが二つほどあります、武信白岩山かと思ったら、その先に峻険な岩山が現れた(左の写真)、 今はこの山は登山禁止になっていた(よかった!)、この山の巻道辺りで(12:45)
 
 その後大山辺りで天気が良くなり、周囲の山々を見渡しながら、歩いてきた山を振り返る。(13:25)
 
 
   登ったり下ったりのこのコースにも飽いて来たが、なんとか十文字峠小屋に到着した、(14:10〜30)
 小屋の横のベンチで半分残しておいたオレンジを食べて、くつろいでいたら、下から登山者2人到着、今日はこの小屋泊とのことで悠長な雰囲気だ、そして明日は甲武信小屋に泊まるそうだ、一方は89才、もう一人の方も良く似た年齢と思われる、しばらく話をしてから挨拶をして、最後のワンピッチを毛木平駐車場に向けて出発する。
 このワンピッチは、登り120分、下り90分と結構な時間がかかるが、さすがにもう登りは無い、足のつま先が痛くなってきた、明日も山へ登る予定なら源流コースを下れば良かったかな、なんて考えたりもしながら歩くうち谷川に到着、しばらく行くと立派な橋がある毛木平は近い、橋から10分程で毛木平駐車場に到着しました(16:05)、お疲れ様。   
 コースマップと拡大画像はここから