2009年9月25日(金)晴れ、単独
塔ノ岳(1490.9m)、丹沢山(1567.1m)
神奈川県秦野市大倉、バスターミナル駐車場より



足柄SAで車中泊し、早朝に大倉に着く、バスターミナルの駐車場はまだ閉鎖中である(開くのは8時頃か)、道路の向い側に24時間駐車可の看板があり、後払いでよいようだ(平日500円、土日700円)、そこに止めて薄明るくなリ始めた中で準備し、バスターミナルでトイレをすませ歩き始める。
ゆるい坂の車道を600m程行くと、塔ノ岳6.4km、大倉尾根0番の標識がある、この大倉尾根の番号の入った標識が塔ノ岳までつづく、何番まであったかは知らない、それに距離が均等と云うわけでもなさそうだ、(緊急時は上の番号を知らせて下さい)と書いてあるから、解かり易い所に付けられているのだろう。
この大倉尾根0番を5時45分に出発しました。
ついこの間までは、ガイドブックの標準タイムで歩けたと思っていたのに、近頃はこのガイドブックのタイムは厳し過ぎると思うようになってきた、よく考えてみたらガイドブックが厳しいのではなく、私の足が遅くなって来ているのだろう、あまりそうは思いたくないけれどそれしか原因が見つからない。
登山道は穏やかな道が続く、塔ノ岳までは距離も、標高差もしっかりとある、こんな緩やかな道をノンビリ歩いていたらいつまで経っても着かないぞと思いチョッとピッチを上げる。
その後、年もそれほど変わらないような人がタイツに半ズボン、靴も登山靴では無く、ジョキングシューズといったいでたちで早足で抜いてゆく、このような格好の若い人には出合ったことがあるが、同年輩では始めて、やるな〜。
無茶をすると心臓に悪いと慰めて、何時ものペースで歩き続ける。
見晴小屋通過(6:30)、駒止め茶屋(7:10)、堀山の家には(7:35)。
ここまで1時間50分掛かった、ベンチもあるので一服する。
今日のコースの自宅での計画は、標準タイムの3割増しのタイムで計算したので、塔ノ岳まで3時間のところ4時間を見ているので若干余裕が出るだろうと思っていたが、残念ながら3割増しピッタリになりそうだ。
今日は大分気温も上がりそうだが、やはり秋の気配涼しい風も吹いてくれる、富士山も先ほどから見えている、急坂を頑張ると花立山荘だ(8:40)。
富士山が一層美しく見えてきた、いつ雲が出てきて見えなくならないとも限らない、やはり一枚写しておこう。
ようやく塔ノ岳の頂上が見えてきた、まだバテてはいない、見えている目の前の山などたいしたことは無い、後一息ガンバレ、てなことを自分に言い聞かせて一人歩きを楽しんでいる、声には出さないが、結構自分の心と話し合っているのかな。
塔ノ岳山頂到着(9:20)
3時間35分、バス停から大倉尾根0番までの分、10分程を加えると3時間45分、まあ合格とするか、常に自分には甘いんです。
頂上には7〜8人程の人がいる、追い越して行った人は4人ほどだったと思が、その内2人はすでに下っているので、別のコースからや小屋泊まりで縦走の人もいるのだろう。
頂上に到着した時、すぐ後から登って来た人が、シャッターを押して上げましょうと云つてくれたので写してもらった。
この人いつごろから私の後を歩いていたのかな、年寄りが頑張っていると思ったのだろうか。
さて、この山は荒島岳と同じ程度と思われる、計画では一応丹沢山としたが、どうでも行かなければならない決まりは無い、ここで中止にするか、丹沢まで行くかはビールを飲んでから決めようと尊仏山荘へビールを買いに行く、ビール1本500円。
富士山を眺めながら飲むビール、何故か登りの苦労のすべてをチャラにしてくれる。
おにぎりも1個食べ、9時45分丹沢山に向け出発する、充分過ぎるほどの休憩であったが、その分足運びは順調である。
正面の山は不動ノ峰か(丹沢山は右の山の奥のようだ)、不動ノ峰の奥2つ目が最高峰、蛭ヶ岳だろう。蛭ヶ岳を目指となれば1泊2日の計画でなければ私には無理なのだが、1泊をしてでも蛭ヶ岳へ行きたいかとなると、それ程の魅力も感じない。
こちらへ足を延ばすと、所々で秋の気配を感じさせる紅葉を見ることができる。
丹沢山頂上到着(10:55)ここは誰もいない。
ベンチに腰を下ろしてもう一個あるおにぎりを食べる、頂上のみやま山荘は、太陽光電気を使っているのか、沢山のソーラーパネルがあった。
日本百名山、丹沢山の看板があるので記念撮影。
特に百名山にこだわっていないとは言いながら、86座、誰が見てもこだわっているよな、それが私の山登りの原動力なら、それでいいか。
丹沢山で30分休憩してから下山(11:25)、途中で、紅葉と富士山を一緒に写すことが出来ました。(今日のお気に入り)
塔ノ岳には1時間で戻り(12:25)、もう一度ベンチに腰を下ろして休憩、先ほどより人が多いが、富士山は朝方より大分色が薄くなってきた、でも今日ほど長い時間、富士山を眺めさせてもらったのは初めてだ。
充分満足して下山開始(12:45)、各山小屋のベンチでチョッと腰を降ろして休みながら、無事大倉尾根0番の登り口に到着(15:10)ここからバス停までは10分弱、ここには靴洗い場があり、たわしも置かれている、ここで顔を洗って今日の山登りを終了しました。