荒島岳
2012年6月5日(火) 曇り 単独
荒島岳(あらしまたけ) (標高1523.5m) 
大野市中出、中出コース



                       ↑ 新しい頂上のポールと白山。

 荒島岳に登ろうと思うと、朝起きてから準備をするのではだめだ、リュックの中身は分かっているが、すべて出してみて確認する、いつもよりチョット意気込みが違う、近くの山で練習した結果を見る大会にでも出るような気分である。
とはいっても誰かと試合するわけではない、出場者は自分だけ審判も自分である、採点も早さを競う訳ではなく無事登れれば合格点がもらえるはずである、別に誰がほめるわけでもない、家でテレビでも見ている方がよっぽど楽なのに、このつらい荒島岳へ行こうと云う気持ちになっただけでも80点はやりたい。

 さて、登山コースは中出コースを行くことにした、第一はこのコースが割り合い登り道が緩やかである、もう一つは最近ここの登山口に立派な駐車場とトイレが出来たらしいのでこれも確しかめたかった、家を(6:30)に出発、大野街道もだんだん走りやすくなってきた、中出登山口の駐車場に到着、早速で申し訳ないがトイレを使わせてもらい、登山届も出す、せっかく造ってくれた駐車場には悪いが少しでも歩く距離を短くしたいので、もう少し奥まではいることにした、下の駐車場には車が一台もなかったが、ここには一台あり歩き始めるところであった、このグループを見送ってから私も準備をして出発(8:05)

 このコースを歩くのは久しぶりである、以前の記憶をたよりに歩き出したが林道歩きがこんなに長かったかなと少々不安になるころ林道と離れて登山道に入る標識がある(これで安心)、この後林道を3度ほど横切る、杉林の中で景色は見えない、道は細く結構な坂道である、もちろん登りで無いと頂上に着かないことはわかっている、最初の登山口の標識に標高400mと書いてあったから頂上の標高1524mから単純に引いても1124mだから、おそらく1200m位は登らなくてはならないだろう、ようやく「おおこば展望台」と書かれた標識があるく(9:15)、小荒島まではまだ大分あると思うのでここで小休止、先ほどから新緑のブナの林が続いている、その後小荒島岳の登りになる、小荒島の頂上へ登る道は何処かと思いながら歩くが中々つかない、ようやく見つけ頂上に登る(10:10)、登山口で出会った3名様は休憩を終えて出発するところ、近くで見ると皆さん中々のご年配、最長老はどなたですかと問うと、私は80才とおっしゃり、もう一方は77才とのこと、私は70才と云ったけれどこのメンバーから見ると新兵さんみたいなものだ、皆さん出発の後もしばらく荒島岳や白山の写真を撮ってみたが、ここでそんなに休憩するつもりはないので出発、シャクナゲ平までの間で、先輩3名様を追い越させてもらう、いま休憩したばかりなのでシャクナゲ平は休憩せず(10:35)に通過、しかしこのまま頂上まで休まず行けるとは思っていないがどこまでもつかな、もちがかべを登る、今日は曇り空の上、先ほどから風もけっこうある、6月の荒島にしては暑さを感じない歩きができるが、風はさらに強くなり下山してくる人は皆さんヤッケを着ている、頂上に着いたとき半袖Tシャツではみっともないのではと思いヤッケを着ることにして休憩、しかしすぐ暑くなり脱ぎたくなったが、風も相当きついのでそのまま頂上まで歩いた、頂上着(11:40)、頂上には十数名の方がいるようです、皆さん風を避けて陰にいます、頂上の写真を撮り、荒島大権現様にもお参りして昼食、曇りなのに景色は上々白山も良く見えます。
 まもなく先ほどの高年者グループも到着、12時前後には頂上におられた方の多くは下山して行かれました。
 私も下山(12:15)登山口には3時頃着きました。中出コースは途中に小荒島岳があるが、あとはさほど見るものが無い、勝原コースはゲレンデ道や、階段の連続と登山者を苦しめるけれど、それが荒島岳なのかなと今考えている。



   
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