美濃俣丸 平成24年4月9日(月)曇り一時雨
美濃俣丸(標高1253.8m) 南越前町二ッ屋
登山口: 広野ダム奥の二ッ屋導水ダム


 
 
 P1115より見る美濃俣丸

 4月になると近くの里山は、ほとんど雪も無くなり山が黒く見えてくるが、遠くの高い山はそれらの山々の上に聳えて真っ白に輝く様はとても美しい、白山は別格であるが部子山も綺麗だし、我が家の近くから見える奥美濃の山のうち美濃俣丸は頂きをツンと上げてかっこが良い。

 この美濃俣丸には、30年程昔しに山仲間と登ったことがあるが、そのときは広野ダムから歩いた覚えがある、今はとてもそんな元気はないが、登山口である鈴谷川の入口に二ツ屋導水ダムが出来たので、その管理のために林道が除雪されていることがある、何時ごろから通れるかは知らないが4月だからおそらく行けるだろうと思い出かけて見た、石ころや木が倒れてきているが、一応車がとおれる幅は確保されておりダムの管理棟の前の広場に着いた。

 準備をして出発(7:55)、晴れの予報であったがどんより空だ、堰堤を渡ると鈴谷川の左岸になる、右岸に渡る橋はどのあたりにあるのかと思いながら歩いていたらすぐに立派な橋があった、林道は最初から雪道であるが、尾根への取りつきは雪が薄く滑って登りにくそうなのでそのまま林道を行く、大きく回り込むやるやかな坂の林道を我慢して歩く、一旦谷の奥へ行った道がカーブして尾根の方へ戻ってくる、次に再び右にカーブする地点で林道と別れ、尾根に上がる斜面をよじ登る、3~40mで尾根にでる、斜面は雪が無かったが尾根には雪がありブッシュも出ていない、昨日は天気が良かったので登った人がいたようだ、今日は日が射すようなこともないのでなんとかツボ足で歩ける固さを維持していてくれている、1時間歩いてから厚手のシャッを脱ぎ水分補給、また1時間歩いて休憩、一時ではあるがパラパラと来たし、風も少し出てきたのでカッパを着る、時々深くガブルことがあるのでカンジキも履く、よしとキメテ出発、間もなく頂上が見えてきた、三段になっての結構な登りがある、二段目のコブ山まで登れば後は近いと思ったが本峰はまた一段と高く斜面も急だ、先ほどカンジキはハズシキックで登っているが、もう少し冷え込んでいたのならアイゼンを付けた方が良かったかなと思ったほど斜面もキック雪も固かった、最後はさらにペースが落ちたが何とか4時間丁度の(11:55)に到着した。

 オ~、素晴らしき景色、右を見れば三周ヶ岳や夜叉ヶ丸などの親しい山の冬の景色、左側は大河内山、笹ヶ峰、金草山か、以前から一度この県境稜線を歩いて見たいと思っていたが、・・・・・・。
 しかし天気も下り坂、風もあるので頂上での昼食は止めて早々に(12:10)下山、どこで昼食を食べようかと思いながら1時間半ほど歩いた、チョット道を間違えそうになり、すぐ修正で来たがここで空腹を満たすことにした。
 ここからは1時間程、尾根から林道へ下る地点を気を付ければいいだけだ、そこは尾根が痩せておりすぐわかった、後は林道を歩いて駐車地点へ戻る(14:35)

 前回の手倉山に続き美濃俣丸と地図を見ながら行けるかどうか考えていたが、無理なら途中で帰ればいいさと云った気持で出かけました、出かけるまでが億劫ですが、出かけてしまえばなんとか登れるみたい。


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