手倉山 平成24年4月2日(月)晴れ
手倉山(標高1037.1m) 南越前町広野
登山口: 広野浄水場より


 
 
 手倉山頂上より上谷山方面

 4月になったが今年は雪が多かったので、晴れた日は奥美濃の山々がまだ真っ白で美しい、しかし最近は見ているだけの山になりつつある、しかし広野の手倉山ならなんとかなるのではと思い出かける。

 しかし、なんといっても4月なので登山口辺りの雪の状況が多少心配であったが、広野近辺の田畑にはまだ雪が一杯ある、浄水場下の道路脇に車を止めて出発(7:45)、近くに四駆の車が1台、県外ナンバーだ誰か登っているのならラッキーだなと思いながら、浄水場前の除雪終了地点から雪の上に登る、今日はまあまあの冷え込みのようだ、雪は固く先行者の足跡が見当たらない、途中一カ所痩せ尾根の所はヤブ道を歩いただけで後はすべて雪上歩行であった、先行者のつぼ足の跡が分かるようになってきた、そして左に広野ダムが見えてくる、1時間15分頑張って昔の集落の共同アンテナの名残のポールに着く、休憩。

 今日のような雪の状況に逢えることは中々ない、雪が登山口まで残っていて、それでいて雪が固く締まって来ている、ゴボゴボとガブル時とは雲泥の差だ、年寄りのひとり歩きでも今日は手倉山までは行けそうだ、登りは続くがさほどの急登もない1時間歩いて休憩、少々雪が緩んできたのでカンジキを付ける、この辺りでは昨夜も雪が降ったのであろうか、木の枝に結構雪が付いている、この後少し下ってそしてやや急な斜面を頑張ること2度ほど、その先は視界が広がり間も無く手倉山の頂上のようだ(10:55)、残念ながらここには頂上を示すようなものはなにも無い、ここから少し下って県境稜線に登りさらに稜線を右に進むと上谷山(1196.7m7)へ行く、したがって手倉山は単なる通過点の山なのであるが、上谷山へはまだ2kmはあるし、今までよりも登り下りが激しそうだ、もちろん残念ではあるが無理は止そうと思い昼食にする。

 ここから見ると右から三国岳から夜叉ヶ丸、(三周ヶ岳は見えないのでは?)、次は美濃俣丸、大河内山、笹ヶ峰、権現山、金草、白倉、冠と探す、目の前には夜叉ヶ丸へ登る尾根が見える、近年ここへ行く岩谷林道が長く通行止めになっているのが寂しい。
 ここには頂上を示すものは無いけれど、何時ものように記念写真を写し1時間余りの休憩の後(12:00)下山する。
 1時間で共同アンテナ跡に着く、そこを過ぎてしばらく行った辺りで女性が一人下りてきた、彼女は上谷山まで行って来て、はやくも降りてきたようだ、山だけの話ではないが、近頃男性がだんだん弱くなるのにつけ、女性はますます強くなってゆくように思へるのは私だけなのだろうか、悪いことでは無いが私も男としてやや寂しさを感じる。

 まもなく駐車地点に到着(13:50)、案外早く下りてきた、今日のような雪の状態で、もう1時間早く出発すれば上谷山まで行くのも夢ではないなと思いながら帰路に着いた。

 

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