2007年5月28日(月)晴れ、単独
行市山(ぎょういちやま) 標高 659.7m
滋賀県余呉町今市より



このところガソリンが高いので、近場のまだ登っていない山を探しては歩いている。
今日は曇りの予報であるが365号線で栃ノ木峠を越えると、滋賀県の方には青空が見える、余呉町の今市バス停から集落に入り、毛受兄弟の墓の案内看板にしたがって進むと小さな公園に着く、ここが行市山の登山口で、車も数台は楽に止める場所がある。
この山は、賎ヶ岳の合戦における柴田軍の砦跡として有名である、まず毛受兄弟のお墓にお参りして出発。
今日は風もあり、木陰の道はとても涼しい、登山道も良く整備されていて歩き易い、原彦次郎砦跡(中之谷山)まで30分、ここからは目の前に賎ヶ岳が見える、戦国武将の気分でしばし敵陣を見ながら休憩する。
次は前田利家の砦跡(別所山)へ登る、私の持っている古いガイドブックには林道をしばらく歩くように書いてあったが、今は一度林道を横切るだけに登山道が整備されている。
別所山頂上は案外広い、砦構築のため整地されたのであろうが、今は木が茂りここからの見晴らしは良くない、案内看板を読んで先に進む。
佐久間玄蕃盛政の砦跡、行市山に着く出発から1時間50分。
ここは前田利家の陣所よりさらに広い、柴田勝家は天正十一年雪解けを待って出陣、中尾山(玄蕃尾城跡)から、行市山一帯に砦を築き決戦に備えた、四月(旧暦であるから今頃か?)佐久間盛政は勝家に代わって軍を指揮し、一旦は賎ヶ岳を制したとある。
            行市山頂上より、真中奥は伊吹山、右側に琵琶湖が見える。

(追記) 下山を行市山から東の急な尾根を下ったが、すでに廃道状態で雑木と笹原を下る状態であった、その後1/3程は若木の植林地帯で、丁寧に杉起こしがしてあったので、起し紐を切らないよう注意して下り、林道にでた。