2003年10月8日(水)晴れ
標 高  2228m (単独)
群馬県片品村、鳩待峠


至仏山頂上から見る雲海
前日に白根山から降りて宿泊地を考えたが、鳩待峠への道が詳しくわからないのでそちらを偵察することにした。
戸倉まできたが、やはりこの先はマイカー規制である、やむなく駐車場に車を入れ、駐車場で1夜を過ごす。
夜明け前に、マイクロバスのエンジンが掛かる、まだ4時少し過ぎであるが車から出て準備をする人がいる、次のバスでもいいやと思いながらも私も準備にかかる、のりばへ行くと丁度一杯、私は助手席に乗せてもらい、すぐ出発をした。
5時ごろ鳩待峠に着いたがまだ暗いし寒い、休憩所は電気が点いていない、ヘッドランプで軽い朝食とした。
5時30分明るくなってきたので出発することにしました。


歩きやすい道を30分、少し登りがきつくなった頃から燧ヶ岳が見えて来た(写真上)、尾瀬ヶ原はまだ霧の中のようである。
オヤマ沢の水場には6時40分に着き、顔を洗い口をすすぎ休憩とした。
ここを出てしばらく登ると
オヤマ沢田代(写真右)である、木道が敷かれ結構広い湿地である、遠くに小至仏山が見える、ここを過ぎると樹木も少なくなり、景色を見ながらの山歩きとなる。
小至仏山は思いのほか岩の多い山です、滑らないように気お付けながらこの頂上へは7時15分に着きました。、ここからはまだ至仏山の本峰は見えないそうです。

(写真下)小至仏山への道
(写真下右)小至仏山から至仏山方面
小至仏山から本峰頂上へは岩と砂礫の尾根道です、岩はたしかにガイドブックの通り滑りやすいですが、見わたせる尾根道に人はいません、朝が早いので皆さんノンビリと歩いているのでしょう。
私もゆっくりと歩くことにしました。
至仏山頂上には8時に到着、でも今日の一番ではありません、到着した頃に下山して行く人がいました、でも今はたった一人の頂上です。
頂上にはチョッと不似合いなくらい立派な石の標柱が立っていました、私も1枚記念写真を撮りました。
尾瀬側とは反対の西側には見事な雲海が出てきています、ここに仏様が姿をあらわすのでしょうか。
(雲海の写真ページトップ
休憩していると次々と登頂者が到着です、40分余り休憩したので、そろそろ山の鼻に向かって下山することにしました。
木道もありますが、滑りやすい岩の道もあります、のんきな登山者に見えたのか、登って来る人に何度も、滑りますから気お付けなさいよ!と注意されました。
でもこの下り道は下界が開けてきて、尾瀬ヶ原へどんどん近づき、
燧ヶ岳がどんどん大きくなって行き、紅葉が広がってゆく中へ入って行くようでとても素敵でした、でも上から見た尾瀬ヶ原は近いと思ったけれど、山の鼻は結構遠かった。(10時30分到着)

(写真右、至仏山から山ノ鼻に下る道)
ここはさすがに大勢の人がいます、トイレもあります、ベンチも沢山あります。
適当なベンチに陣取り、非常食の五月ヶ瀬ポリポリ食べながら、景色を見たり、人の動きを見たりしながら時間をつぶしました。
まだ充分時間があります、少し尾瀬ヶ原を散策してみることにしました、広い広い湿原です、木道が何処までも続きます。
あまり欲張らないで今回はこの程度にして、水芭蕉かキスゲの頃に是非もう一度これることを願って、山ノ鼻に戻り、鳩待峠へ向かいました。12時半に到着、マイクロバスは一杯になると次々出るみたいです、あわてず食堂で舞茸うどんを食べました。

昨日、宿泊しようかと考えた、白根山ロープウエー下の、座禅温泉シャレ−丸沼に向かい、午後3時には露天風呂で体をゆっくりと休めました。
尾瀬ヶ原上田代

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