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平成15年11月8日(土)晴れ 標 高 1,915m (単独) 奈良県天川村、行者還トンネル西口より |
頂上からの眺め(カッコのよい山々が見えるのですが薄い雲ではっきりしません) |
秋も深まり、今年の遠出の最後のつもりで大峰山に登る事にしました。登山口までの距離は300キロ程度なのですが、6割以上が始めての一般道を夜中に走ったので1〜2度迷いました。 でも、yabuさんにいろいろ教えてもらったので、行者還トンネルへの細い道も自信を持って入ることができました。 家を午前2時半に出発し、登山口のトンネル西口には7時40分着、走っている間は霧も深かったのですが、ようやく晴れてきました。 道路脇の広場には7〜8台車が止まっています、人影はありません。 荷物の再点検、頂上で温かいものをと思ったのですが、今日は天気が良さそうなと、運転で少々疲れているので、コンロは止め、水を少なくして、荷物を軽くすることにしました。 |
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7時50分出発、駐車した道路脇の広場からトンネル方へ進み、橋を渡った右側に登山口があります、登山届ボックスもあります、チャント記入もしましたよ。 谷川に添ってしばらく歩くと橋があります、そこを渡ると尾根に向かっての急登がはじまります、林道ができてから、八経ヶ岳への最短コースとしてつけられたものでしょうか、まだそれほど踏み固められた雰囲気はありません。 出発始めですから、とにかくもくもくと登り、なんとか休まずに奥駈道出合いまで行きたいと1時間程頑張りました。 (出合写真、上) 出合には山上ヶ岳、大普賢岳から弥山へ続く奥駈道があります。 木株の腰掛けもあり、周りの山々も見えてきました、休憩です。 |
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出合からはなだらかな稜線の道となります、(写真上) まもなく弁天ノ森と書かれた広い頂きに着く、1600mの標識もあります、今日はこれまでに下山者二人に会っただけで、追いついてくる気配も今のところありません、好きなペースで歩けますが、ここからはしばらく下り道なので、聖宝ノ宿跡まで行くことにしました。 下りと言ってもそれほど急では有りませんが、結構長く下ります、鞍部から少し登ったところに、聖宝ノ宿跡と書かれた標識と、銅像(写真左)がありました。(休憩) |
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「ここから胸突き八丁ガンバレ」と書いた板があります。 気合を入れて出発です、急斜面ではありますが、道はジグザグに付けられているので助かります。 高度をかせぎ先ほど下った分は取り返したようです、先ほど歩いてきた弁天の森が低く見えてきました。 道は緩い木の階段(写真右)などもあり、確実に高度をかせがせてくれます。 高い建物の屋根が見えたような気がしました、弥山小屋です。 |
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木立が茂り、美しい苔がのところです(写真左)、ベンチとテーブルが幾つかありますが、休憩しているのは二人連れの1組だけです、皆さんすぐに八経ヶ岳へ向かうのでしょう。 私は帰りには寄らないでしまうといけないので、5分程のところにある弥山の頂上を踏むことにしました。 鳥居をくぐり木立の少なくなったところに奥宮のお社があります。 それほど大きくはありませんが参拝しました、眺めもよいところです。 (八経ヶ岳の頂上にはお社も祠もありませんでしたので、ここでお参りをしておいて良かったと思いました。) ベンチの所へ戻り、案内板を確かめてから八経ヶ岳へ向かいました。 |
弥山頂上近辺の苔庭 |
弥山からいったん下り、最後の登りです。 途中にネットで柵がしてあり、扉を開けてとおります、清楚で気品のある花「オオヤマレンゲ」を鹿の食害から守るためのようです。 11時35分近畿最高峰と書かれた八経ヶ岳の頂上に立つことができました。 頂上は案外狭かったのですが登山者も15人程度と少なかったので、敷物を敷いて昼食としました。 11月の2000m近い山なのに、まだビールが美味しい温かい頂上を楽しみました。 一般的に「大峰山」と呼ばれているのは山上ヶ岳のことだそうです、八経ヶ岳はこれらの大峰山脈の最高峰として大峰山と言われるそうです。 |
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八経ヶ岳から見る弥山 | 弥山から見る八経ヶ岳 |
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