2003年7月29日(火)霧と小雨
 木曽駒ケ岳(2956m)・宝剣岳(2931m)
 駒ケ岳ロープウエーに乗って、千畳敷から

千畳敷カールの雪渓を行く登山者
今年は7月の26日に北陸地方の梅雨明けが報じられました。
でも、その後もすっきりした天気になりませんが、今年の夏山の第一号として木曽駒ケ岳へ行くことにしました。
有名な山なのにまだ登ったことが無かったのです、歩いて登るのはきついし、ロープウエーで登るのではもの足りないし、と言ったところでしょうか。
28日夕食をすませてから出発、高速代を倹約し一般道を土岐まで走りました、駒ケ岳SAで休憩、ここには登山者向けの、おにぎり、笹寿司、手巻き寿司、助六弁当などを売っています、私も2食分購入したので、仮眠は菅の台のバス発着所の駐車場ですることにしました。
今日は平日ですから、混雑することはありませんが、6時の始発までには長い列になりました。
(写真右)
今日の予報は曇り後晴れ、目指す山の方はスッポリとガスに包まれ見えません。
バスは細く急カーブの道を35分、ロープウエーは8分間で2612mの千畳敷に着きます。
ロープウエーに乗った面々は、私を含め老人、熟女が8割近いのでは?、グループの出発には少し時間がかかりそうです、単独者は気楽に霧の中へと出発することにしました(7時)。
カールの中の道にはまだ雪渓が残っています、花もまばらですが咲いています、すぐに八丁坂の登りになりました。長袖に野球帽、厚くはありませんが、メガネに霧がついて困るので外しました。
40分程で最初の山小屋に着きます、ガスの上にメガネをかけていないので風景が一層ぼんやりです、小屋の左手から上に登り右に行くともう一軒山小屋があります(天狗荘と宝剣山荘)
まもなく中岳の道と巻き道分岐の標識があり、中岳経由の道をとりました、中岳で休憩の頃からは霧が小雨のような状態になってきたのでカッパを着ることにしました。
中岳から少し下り、広い鞍部には頂上山荘があります。
(写真上)
鞍部から15分程で、駒ヶ岳頂上に着きました(8時35分)。
時々登山者に合いますが、昨日山小屋で泊った人なのでしょうか、リュックは持っていません、そして頂上で長居する人も居ません。
私は風のこない小さな神社の石垣の陰で休憩、タバコを吸って、お弁当の笹寿司を1個食べました。
石垣の上にカメラを置いて記念撮影もしました。

木曽駒ケ岳頂上の風景(写真右)
頂上を9時に出発し、次は宝剣岳へ登ります。
登りと同じ道を宝剣山荘まで戻ります、ここから宝剣岳への案内標識がチョッと分かりません、晴れていれば標識なんて必要の無い所なのでしょう。
少し登った辺りの登山道には花が沢山咲いています、小雨はおさまり霧も薄くなってきたようです、花の次は岩場です、先に行った5〜6名のグループのにぎやかな声が聞こえます、ゆっくりと行くことにしました。
岩場はしっかりしたクサリが付いています、そこを過ぎるとすぐ頂上です、標識はありません。(10時)
(写真左)
千畳敷のすぐ上なのでしょう、ロープウエーの乗車案内や、国有林のマナーの放送が聞こえます。
端によって、昼食することにしました、でもビールは飲みませんでした第一は涼しいので喉が渇いていないし、帰りの岩場もあるし、・・・
天気は少し回復しそうな雰囲気です、ゆっくりと休憩しました。
ガスの切れるのをずいぶん待ちましたが無理なようです。
時間はまだまだありますが、そろそろ降りることにしました(11時)。
カッパを脱いで身軽になりました、ビールも飲みませんでした、そんな訳で極楽平の方への縦走路を下ることにしました。
(写真右は縦走路の岩峰)
二つほどの岩峰を越えます、いずれも稜線通しです、晴れていれば迫力ある写真が撮れたでしょうが残念、ルートにはクサリもあり不安になるような個所はありませんでした。
岩場を過ぎると一変お花畑です、三脚付きの立派なカメラをもった人、数名に逢いました、私も大分写しましたが焦点が定まっていない写真ばかりです、この辺りの登山道にはロープが張られているので、手を伸ばして見等で写すのは難しい、・・・
極楽平から千畳敷までの道はとても綺麗に整備されていました。
ロープウエーはフル運転の状況を放送しています、60人乗りを10分間隔で運ぶと、1時間に360人等等いろんなことを考えながら歩いている内にロープウエー乗り場に着きました、(12時10分)
ベンチでタバコを吸いながらノンビリしました。
ガスが大分上がってきています、千畳敷カールを歩く人が見えます
(写真トップ)、午後は晴れの予報です、でも私はもう降ります、12時50分にロープウエー乗り口の列に並びました。

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