平成14年9月11日(水)曇り時々晴れ
標高 2353m (単独)
長野県戸隠村、戸隠牧場より

美しい形をした高妻山 (ニ釈迦近辺より)
朝靄の戸隠牧場 登山道の案内板登牛止めの柵
10日の夕方に家を出発し妙高SAで仮眠、午前3時に起きて信濃町ICで下りて登山口の戸隠牧場には4時少し過ぎに着きましたがまだ暗いのでもう少し休むことにした。

5時に1台車が来て、さっさと準備をして出発していきました、まだやっと薄明るくなってきたばかりであるが、それなら私もと、おにぎり1個をあわてて食べ、車の中をチョッと片付け、5時20分出発しました。

牧場の入口には登山者専用に牛止めをした出入り口があり牧場の中にも登山道の案内があります、放牧されている牛達は朝食の最中、ニワトリも懸命に鳴いています、牧場の出口にも牛止めがしてあります、当然ですね。

いよいよ長丁場の登山開始です、樹林の中の道から沢に出て、沢に沿っての道や沢の中の道歩くと1時間程で滑滝に着きます、クサリと足場を頼りに越え、その後しばらくで沢正面に帯岩が見えます、左側を巻くようにして帯岩中ほどにでて、この岩場のトラバスです、鎖が1.5mおき位に10本下がっており、次々と鎖につながりながら渡って行く、足場もつけられていますが足の運びによっては不安定になり、気持ちの良いところではありません、ストックは無い方が良いと思い、下山の時にはストックを片付けたらスムーズに歩けました。

その後、一杯清水の冷たい水で喉を潤し、一不動の稜線に着きました。ここには避難小屋があります。
滑滝のクサリ場
帯岩のトラバス道 稜線に出たところが一不動で、避難小屋がある
ニ釈迦近辺から見えた山影は、妙高山(左)と黒姫山(右)でしょうか
ニ 釈迦 三 文殊 四 普賢
五 地蔵山(1998m)

六 弥勒 七 観音
八 薬師 九 勢至

一不動に着いた頃から、時々陽も差して晴れてきて、木の間から山々が見えてきました、ここは鞍部で見晴らしが悪いので、一不動ではあまり休憩せず見晴らしの良いピークへ急ぎました、最初のピークが二釈迦です、高妻山の形の良い頂上が見えます、急いで写真に収め、反対側はまだ雲が多く妙高山、黒姫山が雲から頭を出しています。

二釈迦のピークからしばらく下り、次に登ると三文殊、ここからまた下り次のピークが四普賢、しばらく下って次のピーク五地蔵山です(8時10分)2時間50分経過、しかし雲が下から沸いてきて見晴らしが良くなりません、天気予報は曇りでしたから上々の方ですか。

五地蔵山からは、先ほどより登り下りの幅は小さくなったようですが、六弥勒、七観音、八薬師、九勢至とコブが続きようやく頂上への登り道が見えてきました、形の良い三角錐の頂上に向けて一直線に道が延びています、眺めの美しさとは裏腹に急登が続きます、九勢至で休憩したので、最後は一気に頂上へと思ったのですが無理でした、岩につかまり、木の枝につかまりながら登り、ようやく、十阿弥陀の石祠と大鏡のある山頂に着きました、三角点は岩場をもう少し奥に入った所にあります、10時20分に到着(5時間)

頂上には3組の夫婦連れと思われる方々がいました。
岩場の上で昼食をしながら、白馬岳方面の雲が上がってくれるのを待ちましたが良くなる気配がありません、最近は特に下りに時間を要するようになったので11時には下り始めました。
十 阿弥陀(高妻山頂上)
一組の方は私より先に下りましたが、後の2組の方には途中で道を譲りました、とにかく一人歩きは足を痛めたり、滑って転んだりしないようにと心がけております。
俺の靴なんだか最近滑りやすくなったみたい、いやいや足に力が無くなったせいでしょう。
<本日のコースタイム>

戸隠牧場5:20---6:20滑滝6:25---7:00一不動----7:15二釈迦7:20---
8:10五地蔵山8:20---9:10九勢至9:20---10:20高妻山頂上

頂上11:00---11:55九勢至---12:40五地蔵山12:50---13:40一不動--
---13:55一杯清水14:05----15:30戸隠牧場

トップへ