平成14年7月13日〜14日
標高 2933m 杣山の会 5名
長野県白馬村猿倉より

白馬大雪渓を行く
7月13日午前3時鯖江インター駐車場に集合、参加者5名が2台の車に分乗、5名で2台はもったいないのですが栂池へ下山予定のため1台を栂池へ置くためです、順調に走り予定通り、1台を下山予定地に置き猿倉へ、猿倉も規制は無く入ることが出来ました、しかし一般者駐車場は満車に近い状態です、本日の予報は晴のち雨、少しでも早く山小屋に着きたいと早々に出発(6時45分)まずは白馬尻へ、十年程前はなんともおもは無かった白馬尻までの道が今日は結構こたえるます、小屋を少し登った地点から待望の雪渓歩きとなります、8割くらいの人が軽アイゼンを付けているようです、私も一応持参したので付けました、効果のほどはあまり感じませんが、やや安心感はあります、雪渓歩きは涼しい風があり気持ちが良いです、おまけに薄曇り模様で陽射はきつくありません、登山者もそれほど多くなく、すべての条件は良好です、ただ距離だけはいつもと変わり有りません、若い仲間4名とはスピードが違うので先行してもらい、私はゆっくりとマイペースで行くことにしました、しかし休憩には待っていてくれるので写真を写しながらゆっくりとと言うわけにはゆきません、それでも標準タイムで歩くのが精一杯です、ようやく葱平に着きアイゼンをはずし休憩(9時55分)、ドリンク等を補給しました、次は急な登りがつづきます、その後小雪渓をトラバスし、再び稜線を仰ぎ見ながらの急登がつづきます、いつのまにか青空がなくなってしまいました、天候予報よりもくずれが早い模様です、村営頂上宿舎到着の頃はガスの中となりました、12時着。霧雨状態になってきたので宿泊を申込部屋に入り昼食宴会としました、一人1畳半ほどのスペースがあり、山小屋としてはゆったりです、窓からはなにも見えません、いよいよ雨も強くなり始めました、布団に入って横になるのも良し、夕食までの長い自由時間です、私はときどきタバコを吸いにホールへ行き、次々と入ってくる宿泊者をながめていました。
ハクサンイチゲとシナノキンバイ
7月14日山小屋の朝食は6時からです、出発準備をほぼ整えて食堂へ行きました、村営頂上宿舎は夕食も朝食もバイキング形式です、味付けもわるくはありません、ただ外はまだガスの中です6時30分カッパ上下の完全装備で頂上へ向かい出発、降ってはいません、大きな白馬山荘を通り抜け頂上へ到着、ガスと風の中、記念写真を撮り予定通りのコースで大池方面へ向かいました、小蓮華頂上はとても風は強かったけれど、ガスは薄らいで行く雰囲気で、時々サット雲が切れ残雪の山々の景色を見せてくれます、下るほどにガスから脱出、皆さんお目当ての花を見つけて写真撮影、私も一緒に色々と写しました、上の写真は大池をバックに杣山の会のメンバー、私はカメラマンです、
 ←アオノツガザクラ
コマクサ→ 
 ←イワギキョウ
白馬大池山荘着9時30分、大池近辺にも色々と花が咲いていました、ビールを買って皆で分けてカンパイ、ウマイ!非常食兼おやつの五月ヶ瀬でエネルギー補給、最終目的地の栂池自然園へ向けて出発しました、山荘の裏からはゴツゴツした岩の上を歩く道で、たいして高くはない乗鞍岳ですが結構かかりました、天狗原までの下りはまだ所々残雪があり、これも結構疲れました、天狗原の木道を歩き、その少し下の水場(湧き水)の水はとても美味しかった、その後1ピッチ12時少し前に大きな建物が幾つもある自然園に着きました。
            
自然園で見つけたハクサンチドリ→
ロープウエーはそこから乗るのかと思いましたが違います、後5〜6分林道を下った所が乗り場でした、20分間隔で運転、次にゴンドラに乗り換え午後1時頃駐車場に着きました、猿倉へ車を取りに行く途中から雨が降り出しました、2日間とも雨の間を縫っての山歩きとと言うことで濡れなくすんだのがもっけの幸いというところです。
帰りに、道の駅「おたり」にある「深山の湯」に入り、レストランで遅い昼食をして帰路に付きました。
<今回のコースタイム>
登り : 猿倉6:45---白馬尻7:50---9:55
葱平10:05---12:00村営頂上宿舎 (登り5時間15分)

下り : 頂上宿舎6:30---7:05白馬岳頂上7:15--8:10小蓮華山8:15---9:35大池山荘9:55---10:25乗鞍岳---11:05天狗原---11:55栂池自然園 (下り5時間25分)

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