平成14年6月19日(水)晴れ
標高 2191m (単独)
岐阜県中津川市神坂峠より

恵那山 (登り始から頂上は見えていました、沢山の中から最後のお別れに撮った写真にしました)
最近の天気予報はとても正確といおうか、アメダスの動画などを見ると素人にも理解しやすくなりました。
今回も予報を見て17日夜出発を遅らせ、18日夜出発に変更、天候には確信をもって明日の登山に向かいました。
いつもの通り近くのSA(恵那峡SA)で仮眠、高速道路は高いけれどサービスエリアにはお世話になっています、夜明け前の3時過ぎ出発、「夜明け前」と言えば藤村も馬篭からこの恵那山をいつも眺めていたそうですね。
中津川ICで下りて19号線のコンビにで買い物、その後国道と別れ神坂峠へ向かうのですが恵那山の案内板も神坂峠の案内板もあまり見かけません、老人ホームの前で案内板を見つけようやく自信を持って林道を進みました、遠くの山々がシルエットを見せ始めました、快晴です。
神坂峠に着き準備をして5時丁度に出発、
登山口の看板を見ると頂上まで6.8Kmとある、往復すると13.6Kmと言うことになる、長丁場を覚悟笹原の道は夜露で濡れているが刈り込みがしてありスパッだけでズボンを濡らすほどではない、最初から尾根通しの道で遮るものなし、右を見れば中央アルプスが左には南アルプスの山々が見える。
取り付きから100m以上登ったのに
鳥越峠へはそれ以上に下ることになる、まだ序ノ口ガマンガマン、大判山への登りにかかり1時間半弱で到着、予定どうりである(休憩)、ここから先は笹の刈り込みがしてありません、しばらくで膝の上までボトボトになってしまいました、天狗ナギの少し手前にはシャクナゲがまだ美しく咲いていました、あまり変哲のない山道の中での素敵なプレゼントです、天狗ナギを過ぎると原生林の中の道となります、道から外れないように注意しながらの長い登りが続きようやく頂上稜線の分岐に着きました。(出発から3時間20分経過)
石楠花 天狗ナギ
原生林の中の道 稜線分岐
分岐からは平坦な道を頂上へと向かう恵那神社の小さな祠が二つ、二つ目の祠のところが一番高かったのではと思う、少し下った所に山頂避難小屋がありました、新しい綺麗な小屋である、トイレは別の建物で少し離れたところに自然浄化の説明と施設があります、自然浄化がうまく行くと良いですね。小屋からしばらくで恵那神社の小さなお堂があり、その少し先に恵那山頂上の三角点があります、ほぼ4時間かかりました。
恵那山の最高点は、2191m三角点は山の中央近くで2189.8mです、最高点と三角点とが必ずしも一致しないと思っていたのですがそれでいいのですね。避難小屋まで戻り小屋の後の岩場が景色がよいと言うのでそこに登り早い昼食をしました。
10時前に下山開始、分岐点近くで登ってくる人に出会い、全部で10名程の人と出会いました。恵那山の感想をいろいろ考えながら何度も振り返りました、デンとした大きな山、これこそ微動だにしないで山里を見守ってくれる母なる山との形容がふさわしいように思いました、駐車場に着いたのは午後1時を過ぎ、シャツやズボンを着替え今日の登山を終えました。
中央アルプス方面(山の名前を特定する自信はありませんが素敵でした)
南アルプス方面(中央の山の右側に富士山が見えました)
本日のコースタイム : 神坂峠5:00---鳥越峠5:40---大判山6:30---天狗ナギ7:10---分岐8:20---8:55頂上
                                                   (登り3時間55分)
              頂上避難小屋9:50---10:10分岐---11:30大判山---13:05神坂峠(下り3時間15分)

トップへ