標高 2967m
平成13年9月23日(日)単独
長野県上伊那郡長谷村北沢峠から

双児山より甲斐駒ヶ岳を望む、手前の山は駒津峰
前回の北岳以来、次は甲斐駒ヶ岳を目標にしていたが、ポピュラーな登山口となる北沢峠へは一般車は入れな
いので、今回は伊那ICから長谷村の村営バスの駐車場(仙流荘)に車を止めて、バスで入ることにしました。
計画は前日の最終バスで、北沢峠へ入り、峠の山小屋で一泊の予定で家を朝出発しましたが、途中でガイドブ
ックの要予約がチョット気になり、一応予約の電話を入れておこうと、仙水小屋へ電話をしたところ、満員で断られ
次々とすべての小屋へ電話しましたがすべてだめ、連休は山小屋までこのような状態になるのかとあらためて
知らされました。  
いろいろ考えましたが、今さら変更に適した山も思いつかないので朝一番のバス(峠着7:25)で入り最終バス(峠発15:55)までに下山予定ときめ、それに合う食料を買い、古い町並みの高遠城跡の観光をして、午後4時村営バス営業所の広い駐車場(無料)に車を止めました。
憧れの山を日帰りですますなんてチョッともったいない、・・・それよりも無事最終バスまでに下山出来るかが心配でしたが今回の場合はしかたがない、天候は心配なさそうなので不要の物を出し、荷物を最小限におさえて準備をしました。23日5時朝食、朝一番のバス(6:30)に合わせて登山者の車が次々と駐車場に入ってきて、6時にはバスの乗り場は長い列が出来ていましたので、切符(片道1300円往復で発売)を求め列に加わり28人乗りの中型バスに乗りました、5台位は出たのではないでしょうか、定刻より10分程早く出発したので、峠には7時10分に着きました。少し得したかな、・・・
北沢峠の長衛荘(これは帰りに写したもの)
仙水峠への岩のゴロゴロした道(正面は双児山) 仙水峠から見る摩利支天と駒ヶ岳
今日はすごく冷え込み、北沢峠の人たちはとても寒そうに見えました、長居は無用とすぐに出発仙水峠の案内に従いすこし車道を山梨県側へ下り、登山道へ入り、しばらくでキャンプ場と長衛小屋を眺めながら進み、仙水小屋へは7:40に着く、少し暑くなってきたので一枚脱ぎ峠への登りに備える、特にきつい登りもなく仙水峠には8:10に着く、峠からは摩利支天と駒ヶ岳の岩山の眺めは迫力があり、我々を受付ない感じで聳え立っている、8:20発いよいよ急登である、登るに従い周囲の山々が見えてくる、本当に今日は雲一つない快晴である、途中2度休憩し9:45ようやく駒津峰に着く、帰りのバスを考えるとあまり景色を堪能している時間が無いのが残念である、9:50頂上へ向かう、


駒津峰から見る駒ヶ岳
直登コース(半分くらい登ったところだったか)
駒津峰からしばらく、やせた岩尾根を慎重に下る、巻き道、直登を考えるまでもなく、いつか直登コースに入っていました、右下に巻き道コースを歩く人がいましたが、いまさら戻る気にもならず、直登を続けました、途中で杖を片付け、時には 両手を使っての登り、特に危険とは感じなかったがこんなに長い岩山のコースはあまり経験したことがない。
さすが南アルプスとガイドブック以上の厳しさと、足の衰えを感じながら途中3度ほど休憩し、いろいろなものを補給しながら、11時25分ようやく頂上に到着しました。
いつもの通り、一人しみじみとビールを飲み、憧れの山への登頂を祝いました。
空気が澄んでいたのでしょう
遠くの山々まで本当に良く見えました、頂上では山の名前を言っている人が沢山いました、富士山や御岳山は自分にもすぐわかりました
甲斐駒ヶ岳頂
甲斐駒ケ岳から見る仙丈岳 ようやく頂上お疲れさま、
北沢峠で泊る人は、甲斐駒ケ岳と仙丈岳をハシゴするみたいです、私には無理ですが、近々仙丈岳へも登らせていただきたいと思っております。また、次の目標を見つけました。
もっと景色も楽しみたかったし、身体ももう少し休めたかったけれど、3時半の下山目標により、12:10
下山開始。巻き道は、始め石灰岩の砂利道でしたがすぐに岩場となり、足が疲れます、慎重に下り、13:20駒津峰13:25双児山へと向かう、この下りは岩では無いが極めて急勾配ここを登りに使わなくてよかったと思うほどでした。
下りコースの巻き道、そんなに楽ではなかった 下山コースの双児山(少し紅葉の兆しが見えます)
双児山へは40分ほどかかり、14:05着少し休憩して14:10最後の下りに入る、けっこう木株で段差があり、足をい
ためそうな気がしたので、一層ペースを落とし、慎重に下ったおかげで特に休憩もしないで北沢峠に3時25分、無事
到着することができました。
もちろん最終バスにも乗車することが出来、長谷村の村営バス駐車場に着き、車で帰路に付きました。

登り:4時間15分  (頂上休憩45分)  下り:3時間15分  計8時間15分
 

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